バリ島の犬達


バリ島の町中ではよく犬をみかけます。
日本で見るペットの犬とは違い、一昔前の野犬といった風情の犬が多い気がします。
人懐こく近づいてきたりする犬はあんまり見ないです。
人を見ると威嚇したり、襲ってくる犬もいないです。
熱い日中は日陰でダラ〜っとしてる犬ばかりです。
なんだか見てると和みます。


Bali Dog
FlickrにUPされているバリ島の犬たちの写真です。


でも見ているだけなら大丈夫でしょうが、近づくのは要注意です。
2008年の年末ぐらいからバリ島内で狂犬病による死者が発生していて
2009年現在も犠牲者が出ています↓
≪バリ島≫★狂犬病死者、24人!|現代インドネシア事情

もしバリ島で犬に噛まれたら、すぐに病院にいってワクチンを打って貰いましょう。
2008年12月のデンパール領事館からのお知らせを以下に転載します。

2008年12月3日
在デンパサール総領事館

1.11月24日以降、当地紙は、バリ州バドゥン県ウンガサン地区の地元住民が狂犬病の疑いで死亡した旨報じています。

2.12月2日、当館よりバリ州保健当局に確認したところ、死亡した患者の検体は
獣医学検査機関(西ジャワ州ボゴール)で検査中であり、現時点ではまだ検査結果は出ていない旨回答を得ました。
一方で、同2日、当館よりバリ州畜産当局に確認したところ、狂犬病発症の疑いで死亡した住民の住居地域とは
別の地域(バドゥン県クドガン地区)において、狂犬病に感染した野犬1頭を発見した旨回答を得ました。

3.なお、バリ州知事は、狂犬病ウィルスの発見を受けて、野犬への狂犬病ウィルスが拡大しないよう同地区を中心に
周囲の野犬を撲滅するよう地域社会に協力要請を行っており、バリ州畜産局としては、クドガン地区に対して
狂犬病発生による「非常事態(Kejadian Luar Biasa)」を宣言していないものの、狂犬病感染地区として対応している状況です。

4.つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、以下の諸点に十分注意し、感染予防対策を講じてください。

(1)狂犬病は、イヌだけではなく、ネコなども感染し感染源となりますので、
むやみに野犬や野良猫、野生動物に手を出さない。また、イヌの前で急に逃げると追いかけられて噛みつかれることがあるので、急な動きをしない。

(2)動物に積極的に近づく場合には、事前に狂犬病ワクチンを接種する。

(3)狂犬病を持っているおそれのある動物に噛まれた場合には、まず十分に水洗いをする。

なお、傷口を口で吸い出したりしないこと。次に、できるだけ早く病院で、傷口の治療を行い、狂犬病ワクチンを接種する。

(4)噛んだ動物が飼い犬の場合には、犬が予防接種を受けているかを飼い主に問い合わせた上で対処する。